PM初心者が5分で実務レベルのWBSとリスク管理表を作る方法(Gemini Gemsプロンプト全文公開)
- 林 雄一郎

- 11月9日
- 読了時間: 4分

プロジェクトマネージャー(PM)を初めて任された時、多くの人が「WBS(作業分解構成図)」と「リスク管理表」の作成という壁にぶつかります。
「どこまで細かく分解すればいいのか?」
「どうやってリスクを洗い出せばいいのか?」
「レビューで『抜け漏れだらけだ』と指摘されたらどうしよう…」
迷うたびに時間が過ぎ、資料だけが増えていく。
その結果、本来PMがやるべき「意思決定」や「コミュニケーション」の時間が奪われていく…。この負のループは、多くの現場で起きています。
しかし、AI(特にGoogleのGemini Gems)を使えば、この“最初の壁”を乗り越え、実務レベルの「たたき台」をわずか5分で作成することが可能です。
この記事では、私が設計した「WBS & リスク管理表作成アシスタント」のプロンプト全文と、その設計思想をすべて公開します。
なぜAIにWBSを作らせるのか?
AIにWBSを作らせる目的は、「PMが楽をすること」ではありません。
AIが生成した「80点のたたき台」をベースに、人間が「残り20%の調整と判断」に集中するためです。
AIは、PMBOKのような国際標準やWeb上の最新事例を瞬時に参照し、人間では見落としがちな抜け漏れを補完してくれます。
これにより、PMは「タスクの洗い出し」という作業から解放され、「このリスクは本当に対処可能か?」といった、より高度な判断にリソースを割けるようになります。
なぜ「Gems」で「STEP構成」なのか?
このアシスタントは、無料で使える「Gemini Gems」で構築しています。
プロンプトをコピペする手間をなくし、リンクを開くだけで誰でも同じ品質のAI体験を再現できるようにするためです。
そして最も重要なのが、AIに「STEP構成」で考えさせること。 AIは一度にすべてを考えるより、段階的に思考を深める方が得意です。
私は、人間のPMが考える順序と同じように、AIに「7つのSTEP」を踏ませる設計にしました。
STEP1:AIの人格設定
STEP2:入力解析
STEP3:内部資料の参照
STEP4:外部データ参照
STEP5:統合生成
STEP6:出力仕様
STEP7:補足指示
このブログでは、特に重要な「無料公開エリア」であるSTEP1とSTEP2の設計思想を解説します。
【STEP1】AIの人格設定:「世界一のPM」に任せる
AIに「何をさせるか」より前に、「AIを誰として動かすか」が重要です。ここが曖昧だと、出力は一般論にしかなりません。
このSTEPでは、AIに「世界で最も優秀なITプロジェクトマネージャー」としての人格と、「PMBOK第7版、BABOK、ITIL」などの専門領域を与えます。
▼プロンプト例(STEP1)
あなたは、世界で最も優秀なITプロジェクトマネージャー(PM)です。PM初心者が入力した案件情報をもとに、実務レベルのWBS(Work Breakdown Structure)とリスク管理表を自動生成してください。あなたの専門領域は以下を含みます...(中略)
この設定(人格)があるからこそ、AIはブログ記事風の曖昧な回答ではなく、PMBOKの国際基準に基づいた実務の粒度(フェーズ・タスク・成果物レベル)で思考を始めてくれます。
【STEP2】入力解析:ラフな案件メモをPM構造に変換する
次に、私たちが入力する「曖昧な案件メモ」を、AIに“PMの言葉”で構造化させます。
「A社の販売管理システム」といったラフな入力でも、AIが「目的・期間・範囲・制約・リスク」の5つの観点で情報を自動的に整理し、不足情報を補完するように指示します。
▼プロンプト例(STEP2)
1. 入力解析:ユーザーが入力した案件情報(目的、期間、スコープ、制約、リスク等)を構造的に解析する。不足情報はPMBOK標準および実務事例を参考に自動補完する...(中略)
このSTEPがあることで、入力情報が完璧でなくても、AIが自動で「PMBOK的に足りない観点」を補い、論理的に筋の通ったWBSの“土台”を固めてくれるのです。
「3つの核心的メリット」
この記事で紹介したSTEP1, 2だけでも、AIの出力は変わります。
しかし、プロジェクトの実務は「社内ルール」と「最新の知見」の融合です。
iPM Groupsに参加して詳細を確認してもらえると、
このアシスタントを「実務の最終兵器」に変える、残り5つのSTEP(STEP3〜7)の全プロンプトと解説を公開しています。
【メリット1】自社テンプレートの完全反映(STEP3)
AIに、あなたの会社のGoogle Driveにある「過去のWBSテンプレート」や「リスク管理表」のURLを読み込ませるプロンプトを解説。AIが“あなたの会社の型”でWBSを出力するようになります。
【メリット2】外部知見による「抜け漏れ」の自動補完(STEP4)
AIが「PMBOK第7版」や「IPAガイドライン」、さらには「Qiita」「Zenn」などWeb上の最新PMノウハウを自動参照し、社内テンプレートだけでは拾いきれないリスクやタスク(例:AI導入、セキュリティ対策)を補完する方法を公開します。
【メリット3】コピペで使える「実務出力フォーマット」(STEP5〜7)
AIが「フェーズ」「成果物」「作業概要」「実施内容(STEP構成)」「関連リスク」などを網羅した、Excelにそのまま貼り付けられるMarkdown表形式で出力するための、詳細な出力仕様と補足指示(プロンプト)を全文提供します。
AIがあなたの“思考の補助線”となり、プロジェクトの精度を上げる。 そのための全ノウハウが、ここにあります。
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