なぜあなたのプロジェクトは炎上するのか？ ChatGPTを「PMメンター」に変え、目的の曖昧さを撲滅する全5ステップ
- 林 雄一郎
- 11月8日
- 読了時間: 4分
顧客の「使いやすくしてほしい」という言葉をそのまま目的にし、スケジュール優先で“成功の定義”を後回しにする。
その結果、チームは迷走し、手戻りが多発し、顧客の信頼は失墜する。
だが、もしAIを単なる作業ツールではなく、あなたの思考を整理し、目的を定義する「壁打ちメンター」として活用できるとしたら？
この記事では、炎上の温床である「目的の空白期間」をAIで埋め、プロジェクトを成功に導くための具体的なフレームワークと実行プロセスを解説する。
プロジェクトを崩壊させる「目的の曖昧さ」とは
なぜ、目的が曖昧だとプロジェクトは失敗するのか。
それは、チーム全員が“自分の解釈”で動き始めるからだ。
* メンバーごとに成果物イメージが違う
* 顧客と社内で「成功」の定義がズレる
* 判断基準がなく、意思決定が遅れる
PM初心者が陥る典型的なパターンは2つある。
1. 顧客の言葉をそのまま目的にする：「使いやすいシステム」の「使いやすい」が定義されていない。
2. スケジュール優先で目的定義を後回しにする：リリース日だけが決まり、“何を達成したら成功か”が空白のまま進行する。
この状態こそが、炎上の最短ルートだ。
AIメンターを使った「目的定義」の第一歩
この曖昧さを解消する鍵が、ChatGPTによる「目的憲章の壁打ち」だ。
AIを活用することで、PMの“思考”を“構造”に変えることができる。
例えば、以下のような曖昧な情報をAIに投げかける。
【前提情報】
・プロジェクト名：社内ポータル刷新
・背景：情報が分散し、週報作成に1時間以上かかっている
・成果物：統合ダッシュボード
・成功基準：利用率70％以上
AIはこれを5W1Hで整理し、「Why：全社情報の可視化を通じ、業務効率を改善する」といった“目的の原型”を言語化してくれる。
💡 AIが“Why”を出してくれない時の対処法
もしAIが表面的な回答しかしない場合、それはプロンプトに“思考構造”が足りないからだ。以下の3つの方法で、確実に「Why（なぜやるのか）」を引き出すことができる。
1. 自問型で掘り出す
「このプロジェクトの『なぜやるのか』を明確にするため、私に5つ質問してください。」
2. 成果物から逆算させる
「この成果物を作る“上位目的”を3つ提案してください。」
3. ステークホルダー視点でWhyを出す
「このプロジェクトの関係者を3種類挙げ、それぞれが期待する“Why”を出してください。」
ここまでが、AIを使って「目的の原型」を作るファーストステップだ。
目的を「実行」に移すための5ステップ・プロセス
だが、最も重要なのはここからだ。
定義書（初稿）を作っただけでは、プロジェクトは成功しない。
その定義書を「磨き上げ」「合意形成し」「運用する」プロセスこそが、PMの真価が問われる領域だ。
iPM Groupsでは、AIを“壁打ちメンター”から“実行の副操縦士”へと進化させ、プロジェクトの全行程で目的の一貫性を保つための具体的な「5つの実装ステップ」を、コピペ可能なプロンプト例と共に詳細に解説している。
👉 iPM Groups（無料）に参加する🟢 この先で得られる「3つの核心的スキル」
1. 【顧客視点レビュー】AIに“顧客の代弁者”をさせる方法
自社視点で作った目的が、顧客の真の期待とズレていないか？
AIに「顧客の立場でレビュー」させ、抽象的な表現を定量的な価値に変換するプロンプトを学ぶ。
2. 【合意形成支援】AIに“プレゼン資料”を作らせる方法
エンジニアと経営層では、響く言葉が違う。AIを活用し、複雑な目的定義を「Why→What→How」のシンプルな構成に変換し、非エンジニア向けの“5分プレゼン構成”を自動生成する技術を解説する。
3. 【一貫性チェック】AIに“スコープクリープ”を監視させる方法
プロジェクト途中で発生する「新しい要望」。
それが既存の目的と矛盾しないか、どのスケジュールに影響するかをAIに即時判定させる。目的のブレによる炎上（スコープクリープ）を自動で防止する。
もっと詳しく知りたければ 👇
🟢 iPM Groupsで期間限定で全文を無料公開中！
📅 公開期間：2025年11月21日まで
👉 iPM Groupsに登録（無料）して全文を読む（こちら）
👉 note有料版でもご覧いただけます（こちら）
コメント