WBSとマイルストーンの違いとは?PM初心者が知っておくべき基本と現場での活用法
- 林 雄一郎
- 5月22日
- 読了時間: 4分

📘 このブログは、プロジェクト支援サービス「iPM navi」の提供コンテンツです。
iPM naviは、PM・PMO初心者やSEからプロジェクトマネージャーを目指す方のための支援サービスです。
🧩 注釈:専門家 × AI のコラボ
本記事は、大手コンサル出身のシニアコンサルタント経験者とAIが共同制作しました。 PM初心者やSEからPMを目指す方に向けて、専門家の経験とAIの分析力を融合し、効率的かつ実践的な解決策をお届けします!
「プロジェクト計画を立ててみたけれど、途中で進捗が見えなくなった……」
「タスクは洗い出したのに、なぜか納期に間に合わない」
こうした悩みを抱えているPM初心者の方は少なくありません。
WBSとマイルストーンは、プロジェクトを進めるうえで不可欠なツールですが、その違いや使い方を正しく理解している人は意外と少ないのが実情です。
本記事では、プロジェクト管理の基本であるWBSとマイルストーンの違いと活用法を解説し、失敗を防ぐための実践的なヒントをお届けします。
目次:
1.WBSとマイルストーンの違い
項目 | WBS | マイルストーン(Milestone) |
目的 | タスクの分解と構造化 | 重要な節目の明確化 |
表現形式 | 階層構造のリストやガントチャート | ガントチャート上の節目(点) |
単位 | 作業単位(タスク) | 到達点(期日・成果物) |
更新頻度 | 頻繁(進捗に応じて) | 少ない(計画時に設定し、原則固定) |
活用シーン | タスク洗い出し・進捗管理 | 中間レビュー・社内報告・納品判断 |
WBSは「どんな作業が必要か」を洗い出すツールであり、マイルストーンは「どこで区切りをつけるか」を示す指標です。
2.初心者が陥りやすいミス
WBSだけ作って満足し、マイルストーンを設定していない
マイルストーンの期日が曖昧で、関係者の認識がバラバラ
マイルストーンの進捗確認を怠り、重大な遅延に気づけなかった
これらのミスは、プロジェクトの品質・納期・信頼性すべてに影響します。
3.実際に起きた失敗事例
あるSIerでは、新人PMがWBSを詳細に作成し、タスク管理は完璧だったものの、マイルストーンを設定しなかったことで、進捗確認のタイミングを見誤りました。
その結果、最終工程の手前で仕様漏れが発覚し、顧客レビューを1ヶ月延期する事態に発展。顧客の信頼を大きく損ねる結果となりました。
4.AIで防げた可能性
このような失敗は、AI支援ツール「PIMOKA」の活用で未然に防げた可能性があります。
PIMOKAは、プロジェクトの初期段階でユーザーが入力したWBSや概要情報をもとに、以下のような構造的な盲点を自動でチェック・提案します:
マイルストーン未設定の検出 → 「主要成果物や外部レビューの予定がWBS上に設定されていません。中間マイルストーンの追加を推奨します」といった指摘を表示
進捗確認タイミングの不足 → 「このWBS構成では、実装完了前にレビュータイミングが存在せず、手戻りリスクが高まります。中間成果物に対する進捗評価ポイントの設置をご検討ください」と提案
タスク構造とスケジュール整合性の自動診断 → 「AタスクとBタスクが同日完了予定になっていますが、BはA完了後に着手するタスクです。スケジュール依存関係を再確認してください」とアラートを表示
このように、WBSだけでは見落としがちな“マイルストーン設計の視点”をAIが補完してくれるため、特にプロジェクト経験が浅いPMやPMO担当者にとっては、実務上の大きな支えになります。
5.iPM naviのテンプレート紹介
iPM naviでは、WBS・マイルストーン設計にすぐ使えるテンプレートを無料会員登録でダウンロードできます。
実務でそのまま使える形式で、PM初心者でもすぐに活用可能です。

▶️ テンプレートのダウンロードはこちら(無料会員登録制)
6.AI支援サービス(PIMOKA)への法人向け導入案内
PIMOKAは、プロジェクトマネジメントの構造そのものをAIがサポートする法人向け支援サービスです。
LINEやSlack上で質問するだけで、構造的な整理・分析・改善提案まで自動で対応します。
現在、法人向けに導入相談を受け付けています。
7.まとめ
WBSとマイルストーンは「タスクを構造化する力」と「節目で進捗を管理する力」の両輪です。
初心者こそ、この2つを正しく理解し、失敗を回避することが重要です。
iPM naviのテンプレートやAI支援ツールPIMOKAを活用し、プロジェクトを一歩先のレベルへ進めてみませんか?
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