【プロジェクト計画書の解説】WBSが使われない3つの落とし穴と、いますぐできる対処法

WBS、ちゃんと使われてますか?
「WBSをちゃんと作ったはずなのに、気づいたら誰も見ていない…」プロジェクトの初期にWBSを頑張って作成しても、その後ほとんど使われず、「何のために作ったんだろう」と感じた経験がある人は多いはずです。
特にWBS作成経験が1〜2回程度のPM初心者にとっては、「形だけで終わってしまった…」というモヤモヤを抱えやすいもの。
この記事では、WBSが形骸化する典型的な3つのパターンを紹介し、それぞれに対する簡単な対処法をご紹介します。
「自分のWBSもそうだったかも?」という気づきを得られることで、次のプロジェクトでは“使われるWBS”を作る第一歩を踏み出せるはずです。
パターン①:粒度のバラつきで進捗が見えなくなる
よくある状況
「設計:3日」「テスト:0.5日」「レビュー:5日」など、ばらばらな粒度
あるタスクは30分、あるタスクは5日…メンバーにとって進め方が分かりにくい
よくある声
「このタスクって、何をどこまでやれば“完了”なの?」
「細かすぎるタスクが多くて、逆に把握しづらい…」
なぜ問題?
粒度が揃っていないと、進捗管理ができず、遅れに気づけません。
また、誰が何をいつやるかを共有しにくく、チームでの認識ズレが起きやすくなります。
シンプルな対処法:1〜3日ルール
WBSのタスクは「1〜3日で終わる単位」に分ける
それより小さいタスクはまとめ、大きいタスクは分割する
「そのタスク、1人で3日以内に終わる?」を目安にする
パターン②:レビューが機能していない(=観点がない)
よくある状況
上司やレビュー担当が「OKです」とだけコメントして終わる
自分でも「どこを見ればよいか分からず、フィードバックできない」
よくある声
「とりあえず“確認しました”って言ったけど、正直よく分かってなかった…」
「あとでミスに気づくくらいなら、最初に誰かに指摘してほしかった」
なぜ問題?
レビューが“儀式”になってしまうと、WBSの質が上がらず、そのまま不明確なタスクで進行してしまいます。
結果として、抜け・漏れ・ムリが発生しやすくなります。
シンプルな対処法:3つの観点でチェック
最低限、以下の3つの観点を持ってレビューしてみましょう:
粒度は揃っているか?(1〜3日ルールに従っているか)
担当や完了条件は明確か?(曖昧な言葉になっていないか)
依存関係や順序はおかしくないか?(前後関係が整理されているか)
これだけでも、形だけだったレビューが「意味ある時間」になります。
パターン③:WBSが誰にも共有されていない
よくある状況
PMが一人で作成して終わり。メンバーには共有されていない
共有しても、どこにあるか分からない、見てもらえない
よくある声
「そんな表あったんですか?」
「Backlogにチケットあるし、WBSは見てないです」
なぜ問題?
WBSはチーム全員の“共通言語”であるべきもの。
誰も見ていないWBSは、チームの動きを支えられません。
結果として、「結局BacklogやRedmineしか見てない」という状態になります。
シンプルな対処法:見せ方と接点を増やす
WBSを共有フォルダに置き、「このファイルを全員が見る」ことを明文化
定例の議題に「WBSの該当行確認」を組み込む(たとえば毎週2〜3行ずつ)
タスク名に「WBS-07:ログイン画面設計」など番号をつけて、Backlogチケットとリンクさせる
まとめ:まずは“なんとなくWBS”を卒業しよう
WBSを使いこなすには、特別な経験やスキルよりも、基本の落とし穴に気づくことが先です。
粒度は“1〜3日ルール”で揃える
レビューは“3つの観点”で見る
WBSは“チームで見る”仕組みを作る
この3つを意識するだけで、WBSは「とりあえず作ったもの」から「現場で使えるもの」に一歩近づきます。
最初にやるならこれ!
いちばん大きいタスクと、いちばん小さいタスクを比べてみましょう
上司や同僚に「どこ見てレビューしてる?」と聞いてみましょう
定例会議で1行だけでもWBSを見せてみましょう
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