・洗い出したリスク量が多すぎる
・同じようなリスクが混在していて煩雑だ こんなことを、リスク管理表を作った後に感じたことはありませんか? 意外にも、ミドルPMに多いんですよ❗️ 今回は、どうやってプロジェクトのリスクを見つけ出すのかコツを実例に沿って、解説しますね😀
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こんにちは。 プロコンサルの林 雄一郎です。 iPM PREMIUMのオンラインサロンでは、『プロジェクトマネジメント講座:プロジェクト計画書の作り方』を実施しています。 今回は、受講メンバーからのご質問に関して、記事にしました。 そちらを、かいつまんで紹介します。
■講座の概要
講座名 プロジェクト計画書の作り方 講座内容 プロジェクト計画書って、なにを書くのでしょうか? 失敗が多いPMは、プロジェクト計画書の雛形に必要なワードを埋め込んでいるだけで、プロジェうと計画書とは『何ぞや』を知りません。 この講座は『WHAT-WHY-HOWを網羅したプロジェクト計画書の作り方』を解説します。 講師 プロコンサルの林 雄一郎
今回は、佐藤さん(仮名)からの悩みです。 佐藤さん/32歳/PM歴2年/中堅SIer勤務 わたしはPMとして2年程度の経験があります。このところトラブル続きで疲れています。 特に、スケジュール超過や品質劣化のトラブルが続いています。そこでトラブルの種(原因)となるリスクを今まで以上に徹底して管理していこうと考えていますが、なかなか上手くできません。 とにかく、思いつくものをリスク管理表に埋め込んでいるんですが、似たようなリスクの混在、量が多いこと、このようなことから判断を誤ってしまいます。 どうしたら、もっとも効率的にリスクの洗い出しと対策ができるのか教えてください。
回答(プロコンサルのゆーろー@常駐しないPMO) 思いつくリスクを管理表に書き込むというアクションは大事なことです。ただし、それがリスクなのかどうかを判断してください。 *『プロジェクト計画書の作り方』講座の”手順10:リスクマネジメント計画”を思い出しながら聞いてください。 ご質問は以下の通りですね。 ・洗い出したリスク量が多すぎる ・同じようなリスクが混在していて煩雑だ まず、どのタイミングでリスクを見つけておくかが大事です。それを大きく2つの範囲で絞ってください。 1.プロジェクト計画の段階で見つけられるリスク 2.プロジェクト実行中に見つかるリスク それでは計画段階でどうやってリスクを見つけるかのコツですが、 (1)過去の類似プロジェクトで起こった問題をリスクの候補として扱う (2)ステークホルダーを含めて不安なことをリスクの候補として扱う 次にプロジェクト実行中でのコツなんですが、 (3)プロジェクトの計画と実績に乖離がある事象をリスクの候補として扱う この3つのことをやってください。そして『リスクトリガー』を設定するんですが、これはリスクが発生する前兆や契機ってことです。 計画段階で見つけたリスクのトリガーは、過去の類似プロジェクトで起こった問題をリスクとして扱うのであれば、そのときの原因が対象です。 また、プロジェクト実行中のリスクのトリガーは、そのリスクを発生させる悪い条件ということになります。 ここまでがリスクの洗い出しになりますが、 これでも”似たようなリスクの混在”や”量が多いこと”のお悩みは解決はどうすれば良いか?
そこで、”似たようなリスクの混在”の解決策ですが、MECEで整理していきましょう。
これはWBSの成果物単位や作業単位で洗い出したリスクを紐づけることで、スッキリしますよ。 量が多いこと”ということですが、こちらもMECEをすることで重複が減ります。
また、優先度をつけることですね。 これはリスクに対して以下のようなレベル分けをしておくことです。 A:緊急度が高い B:緊急度が普通 C:緊急度が低い *リスクの優先度については、『リスク発生率×リスク影響度』に従い設定します。『プロジェクト計画書の作り方』講座の”手順10:リスクマネジメント計画”を復習してくださいね。 これらのことを意識すれば、もっとも効率的にリスクの洗い出しと対策ができますよ。 リスク管理表を作ったら一度レビューでもしましょう!
■佐藤さんのように悩んでい人へ リスクって・・・ 見つけるの大変だよ・・・ なにか参考になるものはないかなぁ・・・ このような疑問を抱くのも普通のことですよね。 わたしがプロコンサルとして参加しているiPM(プロコンサルの新しい活用モデル)では『リスク管理表』を無料でプレゼントしています。 意外と見落としがちな20のリスクを一覧形式にしましたので、ぜひダウンロードして、あなたのプロジェクト活動の参考にしてください。
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最後まで読んでくれて有難う御座いました。 writing by yuichiro hayashi
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