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【1回目】最短距離でPMへキャリアシフトする秘策(PMに必要なスキルはなんだろう)

PMになりたい!すぐなりたい! このように思っている人も多いのではないでしょうか? チーム全体をまとめて一丸となって新しいものを作り上げていく、確かに魅力的な仕事です。 またPMになれば給料もアップしますよね。 しかし、PMになるには豊富な経験と地道な学習が必要であり、一朝一夕にはいきません。 今から、わたしがオススメするメソッドを使えば、PMへキャリアシフトできるようになります。 ・お金をかけずに ・誰にも気付かれずに ・最短距離で やっている業務の成果を上げながら、未来の自分(PM)に近づくことができるでしょう。

 

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こんにちは。プロコンサルの林 雄一郎です。 今回は、『最短距離でPMへキャリアシフトする秘策』について、話していきます。 ご存じですか? ビジネスマンの平均的な隙間時間って、通勤も含めて2時間から3時間なんだそうです。 実は、この時間を毎日上手に使って、PMになるための勉強をするのが『お金をかけずに』、『誰にも気付かれずに』『最短距離で』、PMにシフトできちゃうんですね!わたしがそうだったんです! 恐縮ですが、わたしがPMにキャリアをシフトさせたときに使った学習方法をお話ししていきます。 これは向き不向きがあるんで、あくまでも参考にしてくださいね。 それでは、どんな勉強方法を取り入れれば良いかを解説していきます。 なお、今回のテーマは、長文になるので4部に分けてお伝えします。 (1回目)PMに必要になるスキルってなんだろう? ↑これは今回です。 (2回目)学習方法:マネジメント力を身に付ける   (3回目)学習方法:論理思考力を身に付ける (4回目)学習方法:経験力を身に付ける


 

今回の連載は、ITコンサルやIT営業マンになるための学習方法に応用できますので、ぜひ参考にしてください。

 

PMに必要なスキルはなんだろう?

学習方法を知る前にPMに必要なスキルを整理しておきます。 PMには、『プラニングスキル』と『コンセプチュアルスキル』が必要なんですね。

■プラニングスキル PMは計画を立ててプロジェクトを推進していきます。 そのとき、計画のガイドラインになるのが『プロジェクト計画書』ですよね。 これを作り上げる能力が必要とされるんです。 ■コンセプチュアルスキル 知識や情報などを体系的に組み合わせ、複雑な事象を概念化することにより、物事の本質を把握する能力と言われています。特に、プロマネは『ロジカルシンキング』が必要と言われてます。 そして、プラニングとコンセプチュアルの複合的に作用させるのが『PM力』となります。

PM力 = プラニングスキル× コンセプチュアルスキル さらに分解したスキルが、こんなようなことです。 ■プラニングスキル=マネジメント力×経験力 ■コンセプチュアルスキル= 論理思考力×経験力 また、『マネジメント力』 、『論理思考力』、『経験力』は、PM力の基本要素であって、各々のスキルが重なる部分の複合効果力が必要なんですね。 ・解決力 ・判断力 ・リスク予見力

各々のスキルを整理すると、このようなことなんです。 ①マネジメント力

目標を設定してタスクを振り分け、計画通りに必要なリソースを活用しながらプロジェクトを成功に導く仕組みを作り出す力。 ②論理思考力 プロジェクトで起こる事象(問題・課題)を構造的に捉えて、論理的に解決策を相手が理解できるように伝える力。 ③経験力 過去のプロジェクトで得た経験からリスクを予測したり、難題をクリアーする力。 ④複合効果力 - 解決力(マネジメント力と論理思考力の複合効果) 課題や問題を論理的に処理し計画通りにプロジェクトを戻す力。 - 判断力(マネジメント力と経験力の複合効果) 不足に事態に過去の経験を活かし論理的に真偽・善悪などを見極め計画通りにプロジェクトを戻す力。 - リスク予見力(論理思考力と経験力の複合効果) プロジェクトで起こるであろうネガティブな事象を経験を活かし考え、対処策を論理的に生み出す力。

学習方法

①マネジメント力を身に付ける学習方法

【学習のポイント】

A.過去のプロジェクト計画書の意味合いを理解する。

B.プロジェクト計画書を作る手順を考えドキュメント化する。

C.プロジェクト計画書を作るために必要なスキルを知って補う。

A.過去のプロジェクト計画書の意味合いを理解する わたしは、プロジェクト計画書を自力で作り上げることから始めました。 ところが、所属していた会社にはPJ計画書の雛形がなかったんですね。 そこで、社内に保管されている過去の計画書を掘り起こして、『プロジェクト計画書の意味合い』を考えてみたんです。その数なんと1,000プロジェクトにもなりました。 しかし、95%のプロジェクト計画書は、どこかの書籍の付録をコピペしたお粗末極まりないもので、挙げ句の果て失敗プロジェクトや問題プロジェクトであることが分かったのです。 残り5%のプロジェクト計画書は、顧客の特色や特徴を明確にしたオリジナリティー溢れるものでした。 仕方なく、その中から『共通的なメッセージ』や『意味合い』を探すことにしました。 プロジェクト計画書は、大きく4つの要素で構成されているのを知りました! ・WHY:なぜプロジェクトを行うのか ・WHAT:どのような作業を行なって、どんな成果物を作るのか ・HOW:成功に導くための手段や方法 そして、これらの意味合いに適したPJ計画書の『目次』を考えてみたんですね。

B.プロジェクト計画書を作る手順を考える 次に、どのようにWHY、WHAT、HOWを考えていくかの手順を考えました。 こちらが自力で試行錯誤しながら作った手順なんですね。 【WHY】 手順1:目的の明確化 【WHAT】 手順2:スコープの明確化 手順3:前提条件、制約条件の明確化 手順4:スケジュールの作成 手順5:工数の算出 手順6:プロジェクト体制の構築 手順7:コストの算出 手順8:品質基準の作成 手順9:目標の設定 【HOW】 手順10:マネジメント計画とは ①品質マネジメント計画を作る ②コストマネジメント計画を作る ③スケジュールマネジメント計画を作る ④スコープマネジメント計画を作る ⑤コミュニケーションマネジメント計画 を作る ⑥組織マネジメント計画を作る ⑦リスクマネジメント計画を作る 手順を考えたときに、具体的な行動ができるように5W1Hを意識しました! C.プロジェクト計画書を作るために必要なスキルを知って補う 手順の検証を兼ねて、過去の失敗プロジェクトの計画書を自分なりに作っていく練習をしました。 ところが、違和感がありありで、腹に落ちません。 それは、わたしには、PJ計画書を作るために必要なスキルが足りなかったんですね! そこで、計画書を作る手順一つ一つに必要なスキルを洗い出しました。そして、当時は、誰も教えてくれなかったので、専門書から知識を得ていったんですね。 【PJ計画書を作るために必要となるスキル】 ☑︎ システム化範囲の調査方法 ☑︎ 要件の将来性を確認する方法 ☑︎ 優先度を設定する方法 ☑︎ WBS、マイルストーンが作成できる手順 ☑︎ プロジェクトで重視する要素を決める ☑︎ 概算期間、概算工数を求める算出式 ☑︎ 必要なスキルを考える方法 ☑︎ リスクを考慮したバッファ工数の算出方法 ☑︎ 割り当てる人数を決める方法 ☑︎ メンバーのアサインタイミング ☑︎ クライアント視点での品質基準の考え方 ☑︎ テスト工程における品質基準の考え方 ☑︎ 設計工程における品質基準の考え方 ☑︎ 進捗報告書の作り方 ☑︎ 優先度を設定する方法 ☑︎ EVMを使った管理方法 ☑︎リスク管理表の作り方 合計:わたしの不足していたスキル17つ また、これらのスキルについても、具体的な行動ができるように5W1Hを意識してドキュメント化しました。 *ドキュメント名:PJ計画書を作るためのテクニック D.自力でプロジェクト計画書を作りまくる そして、このドキュメントを使って、改めて過去の失敗プロジェクトを、自力で計画書を作ることを繰り返して『マネジメント力』を身に付けいったんですね。

 

今回は、プロジェクトマネージャに必要なスキルを整理しました。 次回以降は、PM力の基本要素である『マネジメント力』 、『論理思考力』、『経験力』を身に付けるために、わたしが実践した学習方法をお伝えします。 しっかりと、基本要素の学習することで、自然と決力・判断力・リスク予見力が身に付いてもいくものです。 次回は、『(2回目)学習方法:マネジメント力を身に付ける』となります。 コラムをアップしましたら、ぜひ読んでくださいね。

 

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最後まで読んでくれて有難う御座いました。 writing by yuichiro hayashi




 

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